仕事を好きになるには

未だに解消されない看護師の離職率。
ところが意外な事に、働く看護師のうち72%が「仕事が好き」だと答えています。
自分の仕事を好きってとても素敵ですよね。ましてや誇りを持って働けるというのなら尚更です。
さて、自分の仕事が好きになれる理由って何だと思いますか?環境?人間関係?それともやっぱりお金?いいえ、どれでもありません。
では正解は?「答えはWebで!」なんて野暮な事はありません。とても一般的で簡単な事なのです。

それは、「やりがい」。
もしも仕事をしていて、この「やりがい」を感じないのであれば、その仕事はあなたにとって合っていないものなのかも。
もしくはこんな気持ちで仕事に臨んでいませんか?
「あ~、次の仕事なにかな~?」
こう思っているのならば要注意!原因は仕事にではなくあなたにあるのです。
 
とある専門家によれば、最近の若者に多い傾向であるのが「指示待ち」。忙しい看護師の世界であっても、「先輩、次は何すればいいですか?」と訊ねる人が多いのだとか。
新人時代であれば、それも許されるかもしれませんね。しかし、これが3年も経てば当然「自分で考えろ」と言われても仕方ありません。
この傾向は、自発性(自分から発信する気持ち)がない事から表れるものだといいます。つまり、仕事が全て「指示待ち」「やらされ作業」になっているという事ですね。

ではどうすればこの自発性が養われるかといいますと、やはり良好な人間関係からだといえます。人間ですから、好き嫌いが出来てしまうのも無理はありません。ですが、出来る限り職場の人間関係が良好であれば、気軽に相談や報告が出来る仕事しやすい職場へと変わるのです。
特に、最近の若者はその親がモンスター・ペアレントと呼ばれるように、なかなか自分の子供を怒らない傾向にあるといいます。なので、ちょっとやそっと先輩や上司に叱られただけで「辞めます!」と速攻辞表を提出する事も少なくないのだとか。
もちろん、だからといってミスをそのまま放置するのではなく、きちんとなぜそうなったのかを双方で確認する事が必要であるといえ、「だからあなたは今怒られているんだ」という事を分からせる必要があるのです。
その為にも、日頃から仕事やプライベートの話をでき、悩み事を相談出来る職場を作るよう心掛けていきましょう。そうすればきっと、自然と自発の精神が生まれてくると思いますよ。